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ブログトップ先週末A邸(鳥取)の現場監理に行ってきました。
外壁も張り終わり、全貌が見えてきました。
こちらは東面・・・外壁は智頭杉の赤身を使用しております。
昔から杉の赤身は水やカビに強く耐久性に優れていることから寺社などに使われていました。
今回は塗装は施さず、時間経過とともに木本来がもつ美しさを味わいとします。
外部建具も吊りこまれました。
ソファに座る所長・・・なにやら考えごとをしているようです。
ソファ席から突如立ち上がった所長は太鼓梁の表皮をやすりで磨き始めました。
全体の色合いに対して松の表皮が濃かった為、やすりをかけることにより色合いが調和されました。
機械では表皮を落としすぎてしまうので、手作業でこの感じを目標とします。
続きは現場の大工さんにバトンタッチです。
この日はちょうど、造作家具の取付工事の真っ最中でした。
造作家具は京都の宇治にある永野製作所さんにつくっていただきました。
実は工務店のヌック・ケンチクコウボウさんと永野製作所さんは所長も講師を勤めております鴨川建築塾の卒業生です。
これも何かのご縁で、素敵なコラボレーションが誕生しました。
台所のカウンターには調味料を入れるニッチスペースがあります。あらかじめコーリアン部分まで造作家具で製作し、現場でニッチ部分に嵌め込んでもらいました。
こちらは配膳台の引き出しです。智頭杉の無垢板を使用しております、この上にミツロウを塗ります。
あまりの美しさにため息が出てしまいます。
材料は全て㈱サカモトさんにお願いして見立てていただきました。
これから年明けのお引渡しに向けて工事は佳境を迎えます。
なんとか雪はもってほしいものです。
また近況をご報告します!