作品集刊行記念トークイベントの第二弾が東京で開催されました。
図らずも近い時期に完成した堀部安嗣さんと横内敏人の作品集の出版を記念して、
二人が「建築設計の楽しさ、住宅設計の奥深さ」について語り合いました。

８月の京都造形藝術大学でのイベントに引き続き、今回も倉方俊介さんをお迎えし、
白熱した議論が交わされました。
会場は新宿、リビングデザインセンターのOZONE。
大変立派なホールを用意していただきました。まるで披露宴会場のよう。

今回は設計事務所勤務の方、工務店の方などたくさんの建築実務に携わる方に
ご来場いただきました。
それに合わせて、トークの内容も前回よりもより実践的な話になりました。

倉方さんが二人の対話に絶妙なアクセントを加えて下さり、住宅設計の面白さはもとより、
難しさや建築家の存在意義に至るまでどんどん深いところに発展していきました。

また実際の作品をスライドで見ながら、その空間のヒントとなる建築、原風景、
学生時代の作品など、ふたりの建築のルーツを辿ることができました。

イベントは予定の2時間を大幅に超えて、まだまだ話し足りないという雰囲気でしたが
また次回、この続きがどこかで開催されるのを期待します。

今回ご来場いただいた方には堀部さんと所長、それぞれの愛用鉛筆をプレゼント。
それぞれ作品集のカラーになっているとか。

（写真撮影：栗原 論）