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Y邸新築工事 9

2025.04.04 Y邸新築工事




こんにちは。

スタッフの林です。


インスタグラムでも更新しています「Y邸新築工事」

9回目のブログ。


今回は、造園工事(後編)です。


前編でご紹介した、「流れ」工事や、左官工事を終えた後の


植栽工事の様子をご紹介していきます。


前編をまだご覧でない方は、こちらから▼






この頃は、12月頭。

まだまだ紅葉のシーズンでした。


真夏や真冬など厳しい気候の間は、植栽できませんので

ギリギリの時期とも言えます。





まずは、全体の骨格となる

高木を植えていきます。


常緑樹は、主に隣地沿いや滝口の奥に配置します。

目隠しや背景としても有効です。



カエデなど落葉樹は、開口の目の前や

流れやアプローチに沿って配置します。


自然の小川のように見せるため、

実際の森の木と同じ角度や向きとなるよう

一本ずつ細かく配置の指示をします。





庭も建物とおなじように、あらかじめ設計図を描いて

樹種や、配置、数量を決めておき

おおかたその通りに進めていきます。


が、現場での細かい調整や

場所に応じた変更も重要。

大北さんの目が光ります。





年明けの1月。

低木も植え終わり、地表を整えたら

地被植物を植えていきます。





タマリュウは、所長が設計する庭にも

よく登場する地被植物のひとつです。

どんどん増えていくため、まだらに植えておきます。





苔は、何種類もの苔を組み合わせ

自然な模様のように植えていきます。


パレットに納まっている苔を分け

手で土に押し付けるようにして

敷き詰めていきます。





完成まであと少し。

流れの川底に石を敷いたり

隙間に水草を植えたり。


四ツ目垣も造園屋さんの仕事です。





この日は、流れの試運転をしました。


ポンプピットにある4台のポンプを動かし

水を循環させます。


水の流れる音

室内の天井にゆらぐ、水面からの光


水のあるお庭には、特別なたのしみがあります。





造園家の大北望さんと。




庭について熱く語る大北さんと所長。





そろそろお気づきの方もいらっしゃると思いますが

「Y邸」の一部は、横内事務所の新社屋「岩倉アトリエ」です。


すでに完成してしまっていますが

ブログ、インスタグラムでは「Y邸新築工事」の投稿に

もう少しお付き合いください。



次回ブログは、大工工事編を予定しています。

お楽しみに。


スタッフ 林