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「建築の旅」34

2023.04.14 建築の旅

こんにちは。
バルセロナを初めて訪れたのは1990年頃、今から32年ほど前だったかと思います。以下はその時撮った写真です。

まずはサグラダ ファミリアからです。
32年前はまだこんな感じでガウディが作った東正面のみが完成していて、コンクリート造による新しい建設はほとんど進んでいませんでした。

近くで見上げるとさすがにすごい迫力です。
しかしこのドロドロとした血生臭い感じにはどうにも生理的に馴染めませんでした。
尖塔の造形は素晴らしいと思いました。


ガウディはやはりカサ・ミラが一番ではないでしょうか。
カサ・ミラは3階のワンフロアが建主のミラ夫妻の住宅、そのほかは高額な賃貸住宅として1910年に完成しました。


波打つような外壁は石でできているのですが、平面図を見ると柱も壁も驚くほど細く、どのような構造でできているのかさっぱりわからない、天才ガウディならではの建築です。

外壁の造形が素晴らしいのはもちろんですが、全ての窓に外付けのシャッターが付いていたのは感心しました。

これって構造どうなってるんでしょうか。
石は何かに貼り付けてるようには見えませんし、かといって組積造とも思えないのです。

アイアンワークも見事です。

夜景。
ほとんどのシャッターが閉まっています。とてもエコロジカルですね。内側から手動で閉めているのでしょうが、どうしているのでしょう。ディテールが気になります。
照明もユニークでした。

中庭、屋上、最上階の内部です。


では、次回も引き続き、ガウディの建築を訪れます。

お楽しみに!
(横内)