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これまでの記録④

2020.11.16 2020 讃岐の家(香川)

棟も上がり屋根工事が着々と進んでまいります。
香川県は淡路島に近いことから淡路産の一文字瓦を葺きました。


一文字瓦にした場合、軒先の瓦を美しくとおすことが要となります。


大屋根にガラス瓦を2ヶ所入れ、室内に光を取り込みます。
明るすぎないかとこの時点で不安があります。


セルロースファイバーを壁と屋根の断熱材として吹き込みました。


こちらは南東庭に面する土庇です。
北山杉磨き丸太の桁が美しくとおります。
この丸桁は柱スパンが一番とんでいるので瓦屋根の荷重を
受ける為に丸桁の中にはスチールバーが細工され補強をしています。


丸桁が交差する所の出を現場で決めます。


大屋根と下屋、上下で水がとおっています。
そして屋根に少しむくりがついているのがわかるでしょうか。


下屋の棟瓦が出来上がりました。
のし瓦3段積で、一番下には屋根換気のための部材が入っています。


袖瓦も美しく仕上がりました。
破風板は、杉材です。


今回外壁は、木摺り下地の代わりに耐力壁と通気を兼ね備えた
アミパネルを使いました。


北側下屋は板金横葺きです。
アミパネルは規格サイズがあり、木下地と通気を兼ねているので
施工手間が随分短縮出来たと思います。



次回もお楽しみ。        明後