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ブログトップ鹿児島の現場が始まりました!
2019.06.06 2022 萌蘖(ほうげつ)浴室棟(鹿児島)
昨年の2018年10月から鹿児島の現場が動き出しました。
今回は少し特殊なプロジェクトで、建主は鹿児島で家づくりをされている「VEGA HOUSE」さん。
2016年に旧社屋から新社屋に引越しをされたそうなのですが、残された旧社屋の敷地にまた新たな拠点を作ろうという試みです。
今回は少し特殊なプロジェクトで、建主は鹿児島で家づくりをされている「VEGA HOUSE」さん。
2016年に旧社屋から新社屋に引越しをされたそうなのですが、残された旧社屋の敷地にまた新たな拠点を作ろうという試みです。
↑取り壊し前の旧社屋
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基本設計の段階から何度も鹿児島に足を運び、打合せや議論を重ね、鹿児島の武家屋敷を見たり、文化を肌で感じながら設計を進めてきました。(打合せ場所はVEGAHOUSEさんの新社屋。)
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今回の建物は平屋の建物と、2階建ての建物の2棟で構成されていますが、これは鹿児島の武家屋敷の形式で見られる「二ツ家」に似た構成です。
「二ツ家」という形式には、和室や床の間がある「おもて」と、土間床の炊事場や作業をしたりする「なかえ」と呼ばれる棟で構成されています。
「二ツ家」という形式には、和室や床の間がある「おもて」と、土間床の炊事場や作業をしたりする「なかえ」と呼ばれる棟で構成されています。
写真は知覧武家屋敷の二ツ家。知覧の場合は分棟型のものが段々と近づいて、一体化した形態になっています。
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模型写真
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模型写真
今回の計画では2階建ての北側の棟に8畳2間の和室と床の間、そして広縁があり、「おもて」に当てはめることができます。
南側の平屋建ての棟は、土間床になっておりテーブルと椅子で生活をする、和室とは対照的な空間になっています。決して裏方ではありませんが、「なかえ」に当てはめることができます。
この建物では今までにない色々な試みを行っているので、今までと、これからの動きを、順次更新していきます。お楽しみに。 渡邉