中心が書庫の家 House with a liblary in the middle

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奈良と京都の県境近くの住宅地に建つ考古学者親子のための家。
住宅は日々の生活の器であるが、同時に住み手の生き方や人生を象徴するものでもある。
建主は親子共に考古学者で、約2万4千冊に及ぶ膨大な書籍を所有しており、好きな研究を生活の一部とすることを望んでいたため、あえて中央に吹き抜けの図書室を設け、それを中心に生活部分が取り囲むというプランとした。
それぞれの部屋は中央の図書室と出入り口で通じており、同時に図書室を通らずともつながりがもてるように、図書室の外周を廻る動線も設けている。
中央の吹き抜け頂部にはトップライトと風突を設け、特に夏場は家中の換気を動力換気で行えるように計画している。

Data

所在地
奈良県奈良市
構造規模
木造地上2階建て
延床面積
198.32m2
竣工
2022年10月
施工
コアー建築工房
掲載誌
撮影者
小川重雄