大山の森の別荘 Weekend house in Woods at Daisen
作品一覧-
西側道路からの外観。周辺は赤松の原生林に落葉広葉樹が混ざる植生をしている。
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南側道路からの外観。積雪は平均50cm最大1m程度。
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アプローチから建物を見る。森の中は湿気が多いため2階をメインフロアとするのはきわめて合理的な考えだ。
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西側外観。1階ピロティ部分は積雪時でも雪かきの必要がない駐車場として有効である。
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北面のコーナーを見る。外壁は智頭杉の押縁下見できつつき対策として亜鉛鉄板を下地に入れている。
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南側外観。1階は玄関と物置のみ。基礎が小さくて済むことがこの形の特徴。
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エントランスポーチのピロティを見る。ピロティはデッキや駐車場、薪置き場、ボイラー屋外機の設置スペースなどに使われている。
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1階玄関から2階に上がる階段。上がりきったところにはガラス扉があり、1階の寒気が2階にいかないようになっている。
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リビングルームを見る。
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キッチンからリビングルームを見る。
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ソファスペースからダイニング方向を見る。
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リビングルームの吹抜けから3階を見上げる。
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ソファスペースを見る。
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ストーブはコンツーラーC850。正面だけでなく両サイドからも炎を楽しめるようになっている。
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3階に上がる階段を見上げる。左が洋室で右が和室となっている。法的には3階建となり正面が非常用進入口となっている。
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3階の洋室にはソファベッドが置かれている。
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3階和室を見る。
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キッチンを見る。キッチンは窓越しにテラスとつながっている。 家具は智頭杉の柾目材で作っている。カウンタートップはコーリアン
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インナーテラスを見る
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洗面所を見る
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浴槽は合板とFRPで下地をつくり、十和田石を貼ったもの。コーナーの窓を開けると露天風呂のようになる。
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吉村順三が約50年前に設計した軽井沢の別荘を鳥取の大山でリメイクした週末住宅。オリジナルデザインの基本を尊重しながら、現行の生活水準に合わせて部屋のサイズを広げた結果平面は4間角ではなく4.5間角とした。3階ははしごではなく階段で上がれるようにし、平面的にゆとりができた分をインナーテラスとしている。積雪があることから屋根の上のテラスはなくし、構造は現行基準に合わせ頑丈に設計されている。
Data
- 所在地
- 鳥取県
- 構造規模
- 木+RC 混構造 地上3階
- 延床面積
- 116.81m2 ・・・
- 竣工
- 2016年
- 施工
- ヌック・ケンチクコウボウ
- 掲載誌
- 撮影者
- 横内敏人建築設計事務所